夢の中

夢の中は夜だった


薄暗い街頭だけが

足下を照らして

何処を歩いているのかも

解らなかった


この夢はいつまで続くんだろう?

いつになったら目覚めるんだろう?


月さえ見えない夢の中


だけど心細くはなかった

寂しくもなかった


歩いてさえいれば

何処かへ辿り着ける気がした


しばらくすると

辺りが少しずつ

明るくなって朝日が昇り

夢の中の夜明けが訪れた


私の人生も夜明けが近い


そんな気する夢だった

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