心の季節

心の季節は冬だった

雪に閉ざされた心という大地は

いつまで冷たく固いまま


春を待つことさえ

諦めてしまいたくなる

そんな心の季節


雪が溶け汚れた心に

少しだけ嫌気を覚えた

そろそろ心は春を迎える


己の汚れに向き合い

この汚れを乾かして行こう

もう直ぐ心に花が咲く


生きていることに

微笑い合える日々

熱い心に胸が躍り

私の心は夏を迎えた


秋には

寂しさも悲しみも喜びも心に刻まれ

この手には

幸せという名の種が残った


冬が来る前にこの種を

心に蒔いておこう

私が生きてきた証を


そして心の季節は冬になった

それでも悲しみはしない

いつかまた幸せの種が

綺麗な花を咲かせてくれるから

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