踊ろう

一緒に踊ろう

雨が止みそうにないから

せめて心の中だけでも

晴れ間を見させて


冷たい雨に打たれて

人目を避けるように

生きていた


強がってばかりいたけど

本当は何もかもを

恐れていたんだ


心の雨はまだ

止みそうにない


だから一緒に踊ろう

雨のリズムに乗って

心の声を歌にしよう


この雨のように

冷たい世の中だけど

ふと触れた人の優しさが

とても温かくて

涙が堪えられなかった


まだ生きていて良いんだよって

背中を押された気がした


水溜りを足で蹴り上げよう

飛沫が空に舞い上がるまで

一緒に踊ろう


明日の晴れ間を夢見て

心が虹色に輝くまで

雨のリズムを踊り続けよう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る