優しい顔

いつも業務的で

会話も少ないし

何でも完璧にこなして

まるでコンピューターみたい


冷たそうな人

血は流れているのかしら?


話しかけても

当たり障りのない返事


ルックスも良いし

仕事も出来るけど

何か足りないの

近寄り難いの


そんなあなたが微笑った

優しい顔で微笑った


少しだけ語ってくれた

思い出は

人間味に溢れていて


冷徹だったあなたの

仮面を溶かしてしまった


あなたも人間だったのね

少しだけ安心した

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る