夢の終わり

夢に破れ

人生の終わりを

告げられた気がして


とてつもない悲しみと

大切なものが消えた心に

どう生きればいいのか

分からなくなっていた


泣いて

泣いて

来る日も泣いて

心の中を涙で

いっぱいにして


何も考えず窓の外の

青い空を眺めていた


大きな空の白い雲は

風に逆らう事なく

空を流れている


「時の流れに任せなさい」


心の中で雲の声が

聞こえた気がした


そうだね

私は生きている

命まで奪われた

訳じゃない


私の人生は

まだ終わっていない


新しい夢は見つかって

いないけど

もう泣くのはやめよう


夢の終わりは

新しい人生の

始まりなのだから


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