私立出羽高等学校退魔部の秘密
山形県鶴岡市羽黒町にある
「そーっりゃ!」
「おおぅっ!?」
「1点いただき!!」
「湯子ちゃんカッコいいー!」
「笹原の奴、女子にモテモテ
「あの
放課後、男子に混ざってバスケットで暴れる、1年生、
「おーい湯子ちゃん、まーた
「部活に誘ってただけすや!」
「バスケ上手ぇんなら
「わあり!もう既に入ってんのしや!
「…たくっ…湯子でば…」
女子達に囲まれていた湯子を呼びに来たのは2年生の
湯子と衣月が向かったのは普段は生徒会室として使われている校内敷地内にある離れの廃寺だった。
その庫裏に当たる入り口には「出羽高校退魔部室」とあった。
「2年、星川衣月。1年、笹原湯子。入ります!」
ーカーン
入り口に吊るされていた
そこにいたのは、退魔部部長の3年、ミツハこと
「ミツハ部長、オナカマ様が直に参られたという事は?」
「はい、内陸は村山地方に羅刹夷と呼ばれる鬼が現れた、と伊氏波神からの神託がありました」
「
「その為に私と矢萩先生にオナカマ様は羽黒派古修験道から派遣されてきたのです」
ミツハと黒刃が占い部の本来の秘密を語り出す。
「島貫先輩、ひょっとしてそえだば田村麻呂の事だがや?」
「
「んだ!
オナカマ様こと方上薫が占い部部員を呼び出した理由を告げる。
「それは田村麻呂が本来なら直接その“北天の巫女”の神通力と“メタルクベーラ”つうメカを
顧問の朱磨も自分の考えを述べる。
「その“大事”は、十界の迷界が生み出した怪獣と言ったところですね」
「羅刹夷の正体がや!?」
「“まつろわぬ人殺しの鬼”…六道の地獄界の獄卒よりも
「その大事を打ち払うべく秋の峰入りを経て羽黒神子さなれる使命を見出されたん
「はい、これは伊氏波神からの神命…羽黒神子として、迷界が生み出した怪獣を討て、と…」
ミツハは部長として、羽黒派古修験道の羽黒神子として部員達を勇気付けた。
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