生体アーマー BMD-A01
坂井ひいろ
設定・キャラクター紹介
<アピールポイント>
『奴らはなぜ存在するのか。僕たちはなぜ戦うのか。人類のルーツを紐解くカギがここにある』
この物語は人型兵器に乗って、未知の生命体と戦う少年たちの成長録です。戦いの場面から始まり、敵の正体と人類の存在理由を探求する謎解きへと進展します。
かつて子供だったときにロボットアニメで夢見た世界。現実を知るにつれて、そんな人型ロボットなんて実現不能だと冷めて行く大人たち。この物語はそんな大人たちに贈る近未来ハードSF冒険物語です。
登場する兵器、メカ、生物的要素などは科学に興味を持てるように巷の科学検証本などで破綻しないように配慮しました。
<あらすじ>
西暦2099年、地球温暖化による海水面の急激な上昇で人類の生存圏は内陸部へ大きく後退していた。時を同じくして人類は海から出現した未知の生命体『カイラギ』のウイルス攻撃を受けるようになった。
この物語は対『カイラギ』用に開発された人型生体兵器『バイオメタルドール』(通称:BMD)のパイロットとして、生死と隣り合わせに生きる中学生達の苦悩と成長、恋愛と友情を描いた青春ドラマでです。
一方『カイラギ』とは何なのか、何のために人類を襲うのか。『バイオメタルドール』はなぜロボットでなく人間の遺伝子情報から作られた生体兵器なのか。パイロットはなぜ中学生でなければいけないのか。軍がひた隠しにする秘密を暴くべく立ち上がる大人達の使命を描いた謎解きでもあります。
二つの物語は並行し、時には交わりながら進み、やがて人類の存在理由そのものへと進展する。彼らが知った驚愕の事実。それと向き合う人類にどう生きるべきかを示唆する近未来ハードSFです。
<世界観設定>
時は西暦2099年。地球温暖化によって世界の主要都市は海に沈んだ。東京の中心部を失った人々は、内陸部へと避難して新しい都市を築いた。
時を同じくして、海から突如現れた未知の生命体『カイラギ』は謎のウイルスをまき散らして感染者を次々と海へと誘った。交易は分断されて、資源とエネルギーを失ったことで、文明や生活レベルは昭和初期へと後退する。
対『カイラギ』用に、バイオテクノロジーを使った新技術を用いて人型兵器『バイオメタルドール(BMD)』が開発される。神経接続によって操縦の概念を覆すしたその兵器は、人型ロボット兵器の欠点を克服し、巨大な忍者のようなしなやかな動きで敵を狩る。
しかし、その兵器には中学生しか搭乗できないという欠点があった。戦いは子供たちに託され、大人たちは戦場で命を散らす子供たち見守ることしかできない。悲惨な現実と向き合いながら成長を遂げる子供たちは未来を信じて前へと進む。
<キャラクター>
神崎彩菜(かんざきあやな)
・・・・14歳 BMD-A01パイロット。戦場で溺れかけていた陣野修(じんのしゅう)を救ったが代償として両足をBMDに取り込まれて義足となる。彼女はそれでも両親と弟の仇をとるために進化したBMDで戦場を駆け巡る。
久我透哉(くがとうや)
・・・・14歳 BMD-T07パイロット。武道の家元に生まれながら、生まれつき目が見えないと言うハンデを背負った少年。彼はT07の特殊な進化で360の視界を得た。戦いの中でしか自分を活かせない苦悩の戦士。
陣野修(じんのしゅう)
・・・・14歳 BMD-Z13パイロット。言葉を話すことも感情も出すこともない謎の少年。まるでBMDの部品のように振る舞う少年の正体が、やがて人類の存在理由へと導く。
陣野真由(じんのまゆ)
・・・・42歳 筑波生物研究所名誉教授。BMDの開発者。第一研究特殊部隊、通称『一特(いちとく)』を編成し、人類最大のなぞに挑む。
園部志穂(そのべしほ)
・・・・23歳 関東軍大学を首席卒業。BMD新人オペレーター。戦闘に向かう子供たちの理解者。
野島源三(のじまげんぞう)
・・・・42歳 八王子警察署刑事。陣野修の身元調査から軍内部の秘密を暴くべく立ち上がる元キャリア。
山村光一(やまむらこういち)
・・・・27歳 八王子警察署刑事。BMDパイロットに憧れるアニメオタク。野島源三の下で軍の機密を追う。
三村美麻(みむらみま)
・・・・23歳 BMDパイロットの監視役の軍人。戦場で両足を失った神崎彩菜の付き添いとして病院で野島源三と出会い、軍の秘密調査に協力する。
麻宮五鈴(あさみやいすず)
・・・・25歳 柊木中学校2年B組担任。教室から当たり前のように戦場へ向かう子供たちに苦悩する。やがて物語の中心人物となり謎解きに参加する。
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