第146話 ユニーク属性でした的なお話

「このステータスって良い方?」

「えーと、MPとMATとDEXが高いね。この魔法銃がどういうものか試してみないとわからないけど、多分これが活きるステータスじゃないかな?」

「そうなんだ。」

「それでスキルなんだけど、俺スキル鑑定あるから調べていいか?」

「お願い。」


許可も取ったので早速調べる。

といっても異世界言語適応と超隠蔽は俺も持っているので既に調べてある。

なので、残り三つを調べる。


〈アイテムボックス〉

物を異空間に保存する事が出来る。

アイテムボックス内の時間を遅延する事ができる。

遅延できる時間はスキルLV×1/10。

保存出来る個数に制限は無いが重量に制限はある。

保存出来る重量はMP×10kg。


〈射撃〉

遠距離武器の威力と命中率を増加させる戦闘補助スキル。

増加率はスキルLVに依存する。


〈氷魔法〉

ユニーク属性魔法の一つ。

氷を操る事が出来、一定確率で相手のAGIを短時間の間下げることがある。


使用可能スペル

アイスショット アイスウォール


氷魔法はユニークでした。

俺のは微なのに。

やっぱり、使う場所を選ぶからかな?


それは置いといて、蒼井にスキルについて教える。

その際に異世界言語適応と超隠蔽が特殊上位互換であるということ、そしてその特殊上位互換が神から直接与えられないと手に入れることが出来ないから超隠蔽で隠した方がいいという事を伝える。


「「へー。そうなんだ。」」


なんでアカネまで感心してるんだ。

と思っていると謎の脳内アナウンスが響く。


〈スキル鑑定がLV10になりました。〉

〈称号 転移者を確認しました。これによりスキル鑑定はステータス鑑定に進化します。〉


お、今のでステータス鑑定に進化して枠が一つ空いたな。

今夜あたりにでもスキルガチャでもしようかね。


「ねぇ、私魔法が使ってみたいんだけど、どこか練習できる場所って無い?」

「それならやっぱりギルドだろ。丁度俺達も依頼達成の報告に行かないといけないし、一緒に行くか。」

「ギルドって、冒険者ギルドだよね。厳ついオジサンがお酒飲んでて、ちょっとした事で直ぐに喧嘩して、それを見た他の冒険者が賭けをしたりするんだよね。」

「何? そのへんな偏見? そんな酷いとこじゃないし。」

「女の人も普通に居るしね。まあ、厳ついオジサンが居るってのは間違ってないんだけどね。」

「ナンパもいる。」

「そうなの? じゃあ、ヤバイじゃん。私こんなに可愛いから。」

「自分で言うか、普通?」

「うっさい! それよりも早く案内してよ。」

「はいはい。じゃあ、アカネ。ギルドに行ってくるから留守番頼むね。」

「了解。あ、後、私のレイピアを出していてくれない? ちょっと練習しときたいから。」

「いいけど、家壊すなよ?」

「分かってるって。それじゃ、いってらっしゃい。」

「いってきます。」


というわけで、蒼井を連れて冒険者ギルドに行きます。

まあ、ナンパがいるって言ってもこんな時間じゃ人いないし大丈夫だろ。

そう思いながら、家を出る。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る