第140話 お泊りです。的なお話
ごちそうさまでした。と、みんなで言う。
そしてそのまま暫しの談笑タイムに突入する。
主な話題は前回別れてから今日までにあった事だ。
俺達はそれぞれの事を話す。
俺は草むしりをしたり、腰をマッサージしてもらったり、魔法の練習をしたり、ダンジョンに行ったり、ダンジョンに行ったり、買い物したりしてたという事を話す。
一緒に行動してたりしたところはセフィア達もそれぞれ話に加わり、その後で個別での事を話した。
そしてアレクシアさん達だが、彼女達はあの後精霊と正式に契約したり、矢の補充をした後に三日連続でCランクの依頼をしてたそうだ。
三日連続って無茶し過ぎだろ。
そう言ったら。
「そう? 精霊がターゲットを発見してくれて、そこに私とエルナが一気に魔法で倒してたから無茶なんてしてないわよ。」
精霊って便利だね。
俺達も索敵系のスキルとか魔法が欲しいな。
悪意感知じゃ魔物は分かんないから。
「っと。もうこんな時間か。それじゃ、そろそろ帰るわね。」
「えー、泊まっていけばいいじゃない。」
そう言ったのはアカネだ。
夜道を美少女が歩くなんて危険だから俺も同意したいところだが、俺がそう言うと何か下心があると思われそうだ。
なので、成り行きに任せよう。
そうして暫くの間問答していたが、今回も結局アレクシアさんが折れる形で決着がついた。
ちなみにエルナさんは援護射撃していた。
………アカネの。
普通、逆じゃない?
そんなこんながあったが、二人が泊まるというならもう少し遊ぼう。
そう思って俺はストレージにある紙とペンを使ってトランプ擬きを作る。
こういう時の定番はやっぱりトランプだよね。
途中で俺が何を作ろうとしているのかを察したセフィアとアカネが手伝ってくれてものの数分で完成させる。
今度ちゃんとしたの買いたいな。
あ、でもこういうのは高いかも。
◇
ババ抜きや、七並べなんかは知られていたけど、意外な事に超有名な大富豪(場所によっては大貧民ともいう。)を知られていなかった。
これには俺もアカネも驚いた。
なので丁度いいという事でみんなでやる。
しかし、この人数だと多すぎるので、アレクシアさんとエルナさん、セフィアとリリン、ルリエとレイダさんというペアを組んで、俺とアカネはソロでプレイする事にした。
経験者だからハンデだ。
そう思っていたのだが、開始してものの三回目で俺は大貧民になってしまった。
というかリリンの引きが神すぎる。
なんで毎回ジョーカーが最低一枚は行くんだろう?
おまけに2も二枚くらい持ってるし。
お陰でリリンペアは常に大富豪だし、俺は大貧民ばかりになってしまった。
まあ、大貧民から下剋上するのが好きだから別にいいんだけどね。
そんな感じで楽しい夜を過ごしたが、それでも時間は必ず過ぎるもので、ルリエとエルナさんが眠いのか、頭が揺れている。
なので今日はこれでお開きとなり、寝る事にした。
二人にはレイダさんの部屋で寝てもらい、レイダさんはアカネと一緒に寝る。
ルリエがお眠なようなので今日は何もせずに寝る事にする。
今度来客用のベッドを買おうかな。
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