#年上彼女と年下彼女に狙われてます!
煌河きらかわ
教育係に任命されました。
第1話店長に教育係を任命されました。
「ルーマンドカレー200円、はい、では合計で2980円です。」
僕はスーパーのバイトをしている。
最近はスーパーの店員の働き方によって、半自動化レジというのができ、それが物凄く楽だ。
スーパーの店員は、色々することがある、品入れも……etc
あっ、まだ名前を名乗ってませんね。
僕の名前は山岡 陸と言います。
ちなみに高校2年生です。
ここのバイトはもうすぐ1年半になります。
「山岡君?」
と読んだのは店長です。
ここの店長は、女店長なんですけど、最近思う事は、時代が進歩しているなという風に思います。
「聞いてる?山岡君。」
「あっ、すみません、何の要件ですか?」
「もうすぐ品物が入ってくるから、検品作業しておいてね。」
「分かりました。」
と僕に言うと、いそいそと店の中を掃除し始める。
別にこのバイトが苦痛かと言われると苦痛では無い。
勿論最初は自分があまりにもねくらで何も話さないから、店員に「大丈夫か」と言われる事が多かったが、最近はそれもなく、みんなと話す事が楽しいなと思う。
そんな楽しいバイト生活を送っている時だ。
いきなり不幸が訪れる。
「あのこれから会議をするね。」
ここのスーパーは珍しく会議をするのが、何故か日課だ。
「10月になったということで、増税は勿論、店員を新しく雇いました。」
もうそんな時期か。
「と、いうことで人事異動をする人がいます。」
あー後々、何故かこのスーパーは店員がそれぞれ役が振り分けているのだが、4月の初めと10月の初めに、人事異動という名の役交代というのがある。
何故それを人事異動と言うのかは分からないのだが…………
「◯◯君は在庫確認係、◯◯さんは、防犯係、◯◯君も防犯係だからね。後は山岡君は、教育係ね…………」
えっ、俺が教育係?
いやさすがにそれは難しくないか。
「…………じゃ以上ね。」
「ハイッ。」
と他の店員が息を揃えて言ってくる。
色々突っ込みたいけど、それより俺が教育係な事を聞きたい。
「店長、何故俺が教育係なんですか。」
「教えるの上手いし、人になれないと駄目でしょう。」
と笑いながら少し言う。
「はっ、はぁ。」
「それに、私は君が良い性格だからね、だから教育係を任命したんだよ、大丈夫君なら出来るから。」
店長は太鼓判を押してくれた。
「あっ後、明日から、よろしく頼むね、詳細は明日説明するけど。」
「わっ、分かりました。」
マジか、明日?
~次の日~
「ただいま、山岡来ました。」
「おはよう。」
「おはようございます。」
店長がいつものように挨拶をする。
「この子ね。」
あっそうだ、新しい人が入ってくるんだ。
「初めまして、橋本 凪(なぎ)です。高校3年生です。」
えっ年上?一番教えるの大変じゃないか。
「あっ、初めまして、山岡 陸です、高校2年生です。」
「まぁまぁ、二人とも頑張ってね。」
と言うと、店長は在庫を確認をし始める。
どこまで俺任せだよ。
そもそも結構可愛いし、この新人。
まずここの制服、普通の服の上にエプロンを着ているだけなのにこんなに似合う人いんの?
「あっ、じゃまずは、検品の話をしますね。」
「えっ、あっはい。」
と言うと、新人はスーパーのエプロンのポケットからメモ帳を取り出す。
しっかりと自分の話を聞いてくれている。
この人は真面目だ。それは良くわかった。
……………………
「とりあえず、これで検品の話は終わりですね。」
「ありがとうございます。」
と言うと、作業をし始める。
けど、本当に可愛いと思う。
けど10月からバイトをして良いのか?
大学生になろうとはしないのか?
「あっ、あのー高校3年生なら、受験だと思うのだけど…………」
新人は、にっこり笑顔で、
「受験は終わりましたよ、推薦です。」
えっ?言葉が出なかった。
「と言うことは、成績は?…………」
「…………上位です。」
そうなんだ、賢いんだ。
けど思った事は天然過ぎやしないか。
さっきあった事と言えば、
個数が合わない。
本当は合うのだけど、100を越える計算ミスをしている。
本当にこの人が成績上位なのかは自分の中ではまだはてながつくのだ。
この人に関してまだまだ分からない。
ちょっとずつ分かったらいじって見ようと思った。
非公開にしていたので
通知来た方気にしないで下さい!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます