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Cube escape シリーズ

　海外製の脱出ゲームシリーズです。無料のものは〈Cube escape〉、有料版は〈Rusty lake〉というふうにタイトルが分かれています。

　脱出ゲームはとても好きで、いろいろプレイしました。一番面白かったのがこのシリーズです。仕掛けだけでなくストーリーが作り込まれているので、考察のしがいがあって楽しいです。

　一部翻訳されていないので、英語のままプレイしなければならないものもありますが、そんなに難しくないので大丈夫です。筆記体は読みづらいですが。

　シリーズを通して様々な時代の人々が登場します。

　始まりはおそらく18世紀の奇妙な儀式をテーマにした「Rusty Lake Paradise」です。不老不死の薬を作る儀式と、主人公の母親の死の謎が明かされます。

　不老不死の薬のために奔走している（？）兄弟の子孫3世代に渡る物語を描いたのが、「Rusty Lake Roots」。ホラーチックです。

　無料編の舞台はほとんど現代です。

　謎の死を遂げた女性ローラ（おそらく不老不死の薬の材料に使われてしまいました）と、彼女の死の真実を追う刑事デール、ローラの恋人で、彼女の死後に精神病院に入るロバート（精神病院編は「White Door」というタイトルでゲーム化されています。恐いです）などが登場します。

　刑事デールの幼少期を舞台にした「Cube escape Birthday」はトラウマ必至です。

　全編を通して登場するのは、堕落した魂と呼ばれる真っ黒の人影です。ローラ殺害の犯人とする描写もあれば、刑事デールやロバートの別人格として登場したり、「Paradise」では死んだ母親の死後の姿のようにも見えます。

　公式Twitterでスペシャルエンディングのヒントが公開されていたり、攻略動画が用意されていたり、長く深く楽しめる要素が詰まっています。難易度も高めなので、謎解き系ゲームが好きなひとにはとてもオススメです。