第19話 帰宅
ガチャ―――
「…ただいま。」
俺は自宅のドアを開け、小さく呟いた。
玄関を見ると
(
俺は
――――3分前――――
図書委員の当番が終わった帰り道で俺と
理由は勿論さっきの図書室でのことだった。
「先輩…。」
先に口を開いたのは
「ど、どうしたの⁉」
俺は驚き方をこわばらせて彼女の方を向いた。
彼女はこちらを向き、上目遣いで俺の顔を見ながら言った。
「私がバラした事、絶対に
俺はその言葉を聞いて、
(なんだそんな事か…)
と思い、肩の力がスッと抜けていった。
俺は彼女の顔を見ながら笑顔で言った。
「勿論、言わないよ。」
俺がそう言うと彼女は
「絶対にですよ!ぜ・っ・た・い・に言わないでくださいね!」
と念押しいていた。
「分かったって…」
彼女は俺がバラす気がないとわかると安心したのかホッと一息ついた。
その後は彼女と他愛のない話をした。
そうして帰宅したのだが、
(取り敢えず、
俺はそう思いながら自室のドアを開けた。
俺はドアを開けた先の光景を見て絶句した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます