第7話 異人の酒

川田は大学病院で救急医療に従事していた。ある時交通事故の重傷者が運び込まれてきた。幼稚園からの幼馴染みの吉崎だった。俺が助けてやるぞ。内臓を縫合するため腹を開けた。見慣れた臓器は一つもなかった。わなわな震えながら傷を縫合した。吉崎は助かった。今は年に一本バーボンが送られてくる。

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