第18話

「さ…て。」

俺はこの研究所に 勤めている助手だ。

いま、研究所の入り口の前で、固まっている。

「ここ、ホントにいつも居る研究所だよな?」

めっちゃネズミの声が聞こえるんだけど…

うわ~入りたくね~

まあ、入るけど。

案の定ハカセが大量のネズミを飼っていた。

「なにやってンすか!?」

「いや~…今年2020年じゃん?」

「ああ…そうですね…?」

「ネズミ年じゃん?」

「んー…ですね」

「…な?」

「『な?』じゃないですよ!どっからつれてきたんですか!?」

「いや…そこは………な?(二回目)」

「『な?(二回目)』じゃないですよ!

ご都合主義じゃないですか!」

プルルル…

『ああ、もしもし?送ったネズミの件だが…請求書五回くらいおくったんだg』

ピッ

「さて…助手君、どうする?」

「いや知りませんよ!?」





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