カランコロンと氷が揺れる [168文字]

とろりとろける緑色。

弾ける炭酸。

注ぐとキラめくメロンソーダ。

アイスを乗せて、さくらんぼ。


私たちの思い出。

クリームソーダが並んでる。


私のソーダと、あの子のソーダ。

乗っかるアイスの形が違う。


今はもう、同じ形をしているけれど、思い出の中では歪んだまま。

私の劣等感は、消えないまんま。


しゅわしゅわ弾けて、泡と一緒に消えて欲しかったのに。






お題:メロンソーダ・思い出・劣等感

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