第1話 7時15分

私はいつものように朝、電車に乗ろうと高校に向かってた。



AM7:10



改札を抜け、駅のホームに出た。そんなある日の出来事だった。


「ゆい~!友結!」


女の子に呼ばれた。


「ん?あったまちゃん!おはよう!」


「おはよう!ゆい!行こう!」


と、二人で行くことに。


あっ、あの子だ。友結は男の子に視線をむけた。



同じ年位の男の子が駅の黄色い線を越え、飛び降り自殺をしようとしていた。


私はその光景をみて、とっさにその男の子の袖に手をのばしたが、、、…


間に合わず…その男の子は亡くなった。



AM7時15分の出来事だった。



私は腰を抜かし、涙が出た。助けられなかった思いと罪悪感、そして悲しみ。


駅のホームで座り込み泣いてた。




………………「助けたい。」ーーーーーーーーーー!



友結は震えながらちいさな涙声で語った。



すると、白い光に包まれた。



ゆいは気づくとないもない白い空間に座り込んでいた。


泣き止むと、ゆいはあたりを見渡すと、ちょっと小さな椅子があった。


その椅子は赤と金色でゴージャスな、高そうな椅子が一つポツンとその空間にあった。


不思議な感じだった。


すると、いつの間にか、椅子の隣に緑色の短髪で長身の男性が立っていた。



その男はこう話した。



「我が名をサートゥルヌス!よく来たな……」


誰?私を知ってるの?



「お前のその想い、願い、聴いた。お前に力を貸そう。」



その男性は、そう言うと、私に手を伸ばし黄色い光に包まれた。この時、左腕に少しチクッと痛みを感じた。まるでなにか針にでも刺されたような痛みだった。



はっ!と目覚めた友結。その光景は、さっきまでいた駅のホーム内だった。



目を開けると同時に電車がやってくる。


時間を見ると、7時15分。



そして、目の前であの男の子が飛び込んだ。


「え?」


「なんで?」とびっくりして動けなくなってしまった。


一瞬の出来事だった。


すると、私の中で画面を割るような、ピシッ!という音が聴こえた。




そして、辺りが暗くなった。私は深い闇の中にいるようだった。



のこり…47…


ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ


ピピピ………………



と、変な耳鳴りが聴こえた。



ゆいは目を開けると、ホームにいた。


時計をみると、時刻は7時15分




ゆいが目を開くと同時に……




あの男の子はとび降りた。



え ?


今なにが起きたの?


結友は見てるだけだった。







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