「夕暮れ、情景、青の街」より


 美しい風景も見る度に頑張って言葉に表そうとするけれども、結局は適切な言葉が見つからずにただ感嘆の声を漏らすだけに終わってしまう。


 言葉は傲慢だから嫌いだ。自分が必要不可欠な存在だという事実に胡座あぐらをかいて、向上心というものを持とうとしない。

 だからこうして美しい景色を見た時に僕は何も言えなくなるのだ。


—夕暮れ、情景、青の街 主人公—

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