いやごめん本当に復讐者って好きなんだすまん

 朝もちらっと呟いたけども(注1)、どうも私は男女問わず復讐者という立場が好きらしい。なんでかというと、復讐というのは絶対に分かり合えない感情なんですよね。究極的に言えば、理論とか全く関係ない、その人の個としての体験に依っていて、しかも感情が理性を追い越してしまってる状態ですもの。


 普段、理知的な人物であるほど、復讐に囚われた時の魅力はすごいと思う。ある程度の自制は効くけども、そのタガが外れた時がやばい。爆発力とでも言うべきか。しかも、そういう奴ほど復讐心がおかしなものだと理解した上で抱えているので、誰とも共有したがらない。


 だからこそ、その復讐心を本当の意味で理解してくれる存在(注2)が出てきて、そんな彼ないし彼女に、ちらっとでも本心を明かした時に「こいつはやべぇ関係性だな(褒)」と私はエモを感じるわけですが。


 一方で、そんな理解者があったとしても、復讐心は(抑える事はできても)消えることなんぞないし、なんなら理解者が害された時にはくっそブチ切れるでしょうし、でも理解者を巻き込みたくないために復讐者は孤高を貫くのでしょう(頭がいいくせに、それが間違ってるとは気づかないところもエモい)。



 そういう危うさがたまらんのだな…




注1

 2019/01/03の話。某ゲームに手を出しました。後悔はない。沼は深い。



注2

 ツイッターではこう言ってましたが、正確に言えば「復讐心を抱いている復讐者の在り方を理解してくれる存在」という方が正しいです。

 復讐心は理解できない。けれども、それを抱いている復讐者の生き方を受け入れることができる。それが復讐者の個性であり人生なのだと、心の底から理解している。そんな存在が大変に尊い。

 でも、理解しつつも、復讐者の在り方に心を傷めている…(否定はしないのです。でも、ほんのちょっぴり悲しくなってしまう)そんな理解者さんが、本当に、至高だなと、思う…。

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