俺に恋した魔王様

鈴木那須

アイツと出会ったのは、俺が元いた世界とは遠くかけ離れた世界の端っこだった。

アイツと俺は住んでいる世界が違ったのだが、気付いたら同じ世界にいた。

全く違うところで全く違うことをしているのに出会ってしまった。

俺はありえない事に巻き込まれて彼女に出会った。彼女は暇潰しに出掛けたら俺に出会った。

人はこういう事を運命と呼ぶのだろうか…

例え誰もそう言わないとしても俺はそうだと信じたい。

信じていたい。

そう思えるような人と出会ってしまったのだから。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい