12
購入したメガネを早速かけて、杏奈にお披露目をする。
「どうでしょう?」
「うん、いい感じです。よく似合っていますよ。」
「さすが杏奈さんですね。建物のデザインを手掛けているだけのことはあります。」
「えっ!それを言うなら広人さんだってデザイナーでしょ?」
広人があまりにも真面目な顔をして言うので、杏奈は思わず盛大に突っ込んだ。
「あ、そうでした。あはは。」
屈託なく笑う顔に、杏奈は胸がドキっと高鳴る。
広人の笑顔は優しくて、そしてとても可愛い。
男性でもそんな風に笑うことができるんだと、感動にも似た感情が渦巻いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます