episode.『05月07日(金)』
親との楽しい思い出が瞬時に思い浮かぶ人は幸せ者だ
だからこそ絶対に理解できない
親によって奪われ虐げられ続けた者の気持ちなど
解放されることなく付き纏う
生き地獄とも言える重圧
生まれ育った環境で精神は歪む
逃れることは決してできない
唯一の救いは友やバイト先
同業者など他の人間関係だけ
※
育ててくれた
腹を痛めて産んでくれた
だからと言って感謝できる人であるか
好きになれる人かは別の話
話し合っても分かり合えない
真面ではない
そんな環境で苦しみ続けた
同類にしか決してわからない
法律の何も適用しない
抗う術が子にはない
傷を和らげることはできても
癒えることはないのだから
※
幸せな子でも
虐めを受けた者にならわかるかもしれない
改善することのない嫌いな子
絶対に好きにはなれない子と
永遠に傍にいなければならない
嫌いな上司に永遠と罵られ続ける
お前が悪いという一言
聞く耳を持たない傲慢さ
話し合って分かり合えるのは
忖度も尊重もある他人だけだ
親とはないものだ
※
育ててくれた
学校に行かせてくれた
それは産んだ親の義務であって
恩とするのは間違いだ
一人一人に人生がある
長いようで短い時の中で
その人がしてくれたことによって子は育つのだ
優しくしてくれれば優しくする
理不尽な怒りは反抗を生む
親が子の時間を奪い不幸にした
その時は取り戻せないんどよ
※
親によって子の人生も変わる
真面な親なら真面な人へ
親に虐げれれば歪んだ人へ
押し付けられれば押し付ける
血は争えない負の連鎖
親の在り方を知らないから
親が親なら子も子である
他の家の親を知れば
自分の親は真面ではないと
反面教師の鑑だと気づける
それがない子はまた
己が軌跡を辿るのです
※
犯罪者の子は犯罪者になる
けれど周りに誰か一人でも
道を正してくれる者がいれば
子は真っ当に生きる術を知る
人の人生は環境に左右される
たとえ血の繋がりがなくとも
育ててくれた人が真面であれば
血縁が真面でなくとも
その子は真面に育っていく
その自覚のある親が少ないから
子は不幸になるのだ
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