episode.『03月11日(月)』
私は何度、同じ過ちを繰り返せば気がすむのだろう。
誰かに寄り添い、楽しい時を刻めば、終わりが来る。
開きかけた心は何度も閉ざされ、孤独を噛み締める。
どうあがいても、一人でしかあれない。
私は、一人孤独に生きている方がお似合い。
過去の私は正しかった。
私は関係を断ち切る修羅であろう。
※
窓に映った反対側の景色。
瞳に映った誰かのように透き通った、人工的な幻影。
見ている景色が別方向を向いてるなんて不思議な話。
快晴の空に反射するように、影の中の海は輝きを放っている。
それが、今の私には眩しすぎる。
私の心は霧のかかった山のように曇天模様で。
この孤独は癒そうにないよ。
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