チェルノブイリの事故は世界的にも大きな影響を与えたようだ

 さて、チェルノブイリ原発事故の後に、アメリカの強電メーカーであるGEことギャラクティカエレクトロニクスは安全性よりも経済性を優先して原子炉に欠陥があることを承知でそれを売りつけていたことが発覚して訴訟沙汰になり、そのうち潰れそうな感じらしいがそれも自業自得だと思う。


 何しろアメリカは軍事衛星でチェルノブイリ原発で何が起こっているかをほぼ把握しており、同様のことがアメリカ国内で起こりうることもはっきりしてしまったのだ。


 チェルノブイリでは北西約100km圏内の高濃度汚染地域を中心に避難が続いていて、たとえばニューヨーク・マンハッタンの中心部から80km圏内にあるインディアン・ポイント原子力発電所は1970年代に建設された古い原発であるが、もしここで事故が起きた場合には、風向きなどによっては同原発の80km圏内のニューヨーク市の人口約840万人を含め2千万人が影響を受けるかもしれない。


 もし、インディアン・ポイントでチェルノブイリ同様の災害が起こってニューヨーク市がホットスポットになったらそれこそその損害は計り知れないわけだ。


 無論ニューヨークを含め、アメリカ北東部は地震が少ないとされるが、1884年にはブルックリン付近でマグニチュード5.5の地震があったこともあり、1897年にも同程度の地震が起きてもいることから、このあたりならば大地震は発生しないとも言い切れない事もわかったのだ。


 その他にもイギリスセラフィールドにあるウィンズケール原子炉火災事故は昭和32年(1957年)10月10日に起きた英国史上最悪の原子力事故だが、原子炉1号基の炉心で火災が発生し、多大な放射能汚染を周囲にもたらし、シースケール村で生まれた子供は、白血病で死ぬ割合が平均の9倍に達しているとの調査結果が出て、ガンの多発も住民が訴えている事もわかったりした。


 もともとドイツやイタリアでは原子力反対運動が強かったこともあり、政府も脱原発にかじを切ったが、フランスやイギリスではもともと原子力発電は核兵器と強く結びつけていることもあって、路線変更はないようで、アメリカのGEがピンチならば、むしろ商売のチャンスと考えているところもあるようだ。


 米国は原子力に関して軍事目的と民生用は分けて考えられており、民間では原子力発電の安全性確保のためのコストがめちゃくちゃ高額になったこともあって、民間は原発から撤退する方向へかじを切ったようだ。


 日本では原発を推進していた首相や読買グループのオーナーなども含めた原発や薬害エイズ関係者が何故か一斉に入院して世間から雲隠れしたが、その間に外部電源に対しての予備発電機や予備の電線を何本も用意し、水素爆発を防ぐための「水素・リ・コンバイナース 」設置を行い、早めの廃炉や発表して事態を沈静化させたようだ。


 そしてチェルノブイリ原発事故に関しては聖書に予言されていたという噂が広まる。


 第3の御使がラッパを吹き鳴らした、すると、たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川々の3分の1とその水源に落ちた。

 この星の名はニガヨモギと呼ばれ、川の3分の1はニガヨモギのようになった。

 水が苦くなったので、その水のために多くの人が死んだ。


 このヨハネの黙示録第8章10節にでてくるニガヨモギはロシア語で「チャルノブイリ」であるとして今後がさらなる試練が人間には与えられるだろうとキリスト教徒は思い込んだりするわけだな。


 またソ連の治療師でもある超能力者の「ジューン」ことエフゲニア・ダヴィタシュビリン氏もこれを予言していたと言われる。


 漫画では狙撃の達人デューク西郷ことゴルゴム13にて1984年に”2万5000年の放射能汚染の荒野”というタイトルで原発の暴走を止めるためのパイプ狙撃をするが、原発事故による住民被害よりも、自らの政治生命を心配する政治家や電力会社幹部たちを書いており、『福島原発の大きな闇』という作品は1979年に挿絵が水木おいしげる先生でかかれていたりもする。


 で、今回の事故が実際に起きたことで一部では俺は予言者とか言われていたりもするが、あくまでも”近いうちにソ連で”という微妙に範囲が広い曖昧な発言であったこともあって、本気でそう信じている人間はそこまで多くはない。


 自称預言者が実は私も事故が起こることはわかっていたとか後出しで言い出したりもしたからな。


 ああ、それに乗じてかΩの教祖の空中浮遊写真を週刊誌の『好色男』が掲載し、”読者50名にヒヒイロカネをプレゼント"には応募が殺到し、それまでは10名に満たない会員が200名へと拡大しているらしいから、そろそろΩに対しても本格的に対策しないとな。


 宮元勤も勤めていた印刷会社の上司から神奈川県への転勤を勧められたが、本人が拒否したため自己都合退職して、自室にこもり始めアニメの同人誌を発行するが、態度や言動から仲間に嫌われ、1回だけの発行で終わって精神的に腐っているはずだな。 

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