第30話 神様ってもんが
物事に真理というものがあるなら、だれが何をやってもその真理があるはずだと。まあそういうのが数学って学問ですね。
まえの話で自然数という概念を話しましたが、もっと簡単に数字にしましょうか。
数字ってこの世のどこに存在しているんでしょうか。
1+1=2ってのは自明です。当たり前です。それはでも1というものを人間がかって決めて、1を足せば2になるとかってに決めてるだけのことです。
いうなれば、都合のいい概念を生み出して都合よく当てはめているだけということです。
そうすると便利だからそうしているだけのことです。
つまり便利は人間にとって、唯一無二の絶対の正義です。
ダーウィンズゲームって漫画があるんですが、アニメになってますね。
それになんだっけか見えてるものの物理演算を完璧にこなせたら、未来予知になるよってのがありました。
そんなもの神様じゃないとできないだろうって話ですが、最近はコンピューターがやってくれるらしいです。
物理シミュレーションってやつですね。
限定された場合ならきっと同じようになるだろうなと思います。人の想定した範囲内なら起こることは予測できるんです。
自分は無神論者で無宗教ですが、もし神様がいるならと考えたりはします。
神様の定義も難しいですが、西欧的な考えだと全知全能らしいですね。
全知ってすごいですよね。知らないことも知ってるんです。
例えば最大の素数を神様は知ってるんですよね。
最大の素数は存在しないことは証明されてますが、それは人間が勝手に決めた概念の中でのお話です。
一億の一億乗の一億乗くらいの桁で素数があったとして、人間はたぶんそれを知覚できないと思います。教えてもらったとしても、証明するのに何年かかるかわかりません。
計算できたとして、人間が滅ぶまで計算できないほどの桁の数字を教えてもらったら、それは知らないのと同義ですよね。分んないですけど。
人っていうのは予想と証明を繰り返しているようなものだと思うんですが、合ってる時もあるし間違ってる時もあると思います。
あるいみそれは全知の神様の思考のトレースであって、正しい答えを出した時似非神様に人間はなっているといえるのかもしれません。
例えば1+1=2にならない時があるということを神様は知っていると。
神様があるといえばきっとあるんです。
でもまあそんなものは、無いわけで居ないだろってことですか。居るかもしれませんけどね。
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