第7話 廃墟のストーリー
イベントの会場として選ばれた建物は、もともとは事件も何もない廃墟だったらしい。
けれど、謎解きで盛り上がるというなら……という事でいくつかの話が創作されたようだ。
時期ごとに違う話が作られるため、実話だと勘違いするような輩は少ないだろう。
僕達が挑む廃墟探索の謎はこうだ。
放課後に一緒に行動している仲良し三人グループについての話。
彼等(男性だ)は、この廃墟に迷い込んで出られなくなる。
逃げ惑う彼等だったが、一人……また一人と犠牲になっていって。
みたいな話。
この廃墟には怨霊がたくさん住み着いていて、悪さをしているという設定だ。
僕達はその彼等の後に廃墟にきた人間という事で、閉鎖された廃墟からの脱出方法を探っていく……という流れだ。
なかなか凝った話だな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます