第7話 廃墟のストーリー



 イベントの会場として選ばれた建物は、もともとは事件も何もない廃墟だったらしい。


 けれど、謎解きで盛り上がるというなら……という事でいくつかの話が創作されたようだ。


 時期ごとに違う話が作られるため、実話だと勘違いするような輩は少ないだろう。


 僕達が挑む廃墟探索の謎はこうだ。


 放課後に一緒に行動している仲良し三人グループについての話。


 彼等(男性だ)は、この廃墟に迷い込んで出られなくなる。


 逃げ惑う彼等だったが、一人……また一人と犠牲になっていって。


 みたいな話。


 この廃墟には怨霊がたくさん住み着いていて、悪さをしているという設定だ。


 僕達はその彼等の後に廃墟にきた人間という事で、閉鎖された廃墟からの脱出方法を探っていく……という流れだ。


 なかなか凝った話だな。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る