第51話 正しいとは…⑤
週の休みで鈴に家に来てもらった。
「久しぶり。ってそんなに間空いてないか」
鈴は元気そうにそんなことを言って家に上がる。
部屋には既に西川さんが鈴の事を待っていた。
「・・・佐阿くん。2人っきりで話がしたいから席を・・・」
鈴が前にいるから少しだけ片言になってしまっている西川さん。
「いいのか?」
俺は自分が部屋を出て西川さんは無事に喋ることが出来るのか不安だった。最悪、俺が西川さんの通訳みたいになろうとも思っていた。が、
「・・・うん。2人っきりで話がしたいの」
俺は部屋を後にした。
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