第47話 反省しない⑥
今すぐにでも殴り飛ばしたいかったのを我慢して拳を止めた。
俺自身は別にどうなってもいいが、紗季に何かしらの危害が及ぶ可能性があると言われれば拳を止めるしかなかった。
紗季に何かあったら、俺は紗季の兄として失格だ。そして、兄貴はすごく怒るだろう。
実は、紗季には言っていなかったが兄貴はかなりのシスコン…妹思いのお兄ちゃんなのだ。電話を俺にしてきた時は必ず最後に紗季の写真を送って欲しいと言うほどだ。
紗季を実質人質に取られていたら何も出来ない。
何も出来なく俺がが固まっている中、部屋に紗季が飛び込んできた。
飛び込んできた紗季は勢いよく大智の近くまでいって、完璧とまで言える程に綺麗に昇○拳を大智の顎に決めた。
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