　この間は佐阿くんの家まで行くことができたが、私の家からは少し距離があってそう簡単に何度も行く事が出来なかった。

　だから、私は手紙を送る事にした。

　佐阿くんの妹の樹奈ちゃんに連絡先を聞いてメールしても良かったけど、手書きの方が思いが伝わるかと思ったから手紙にした。

　手紙を送って一週間そろそろ返事が返ってきても良い頃だと思うのだが返事が返って来ることはなかった。

　…私の頭はお花畑ではない。

　佐阿くんは変わった。

　前はもっと優しく私に話をしてくれたのに今はとても冷たく感じる。

　私が何か佐阿くんを怒らす事をしたのかな？

　考えても見当がつかなかった。

　そこで、私は本人に直接聞く事にした。

　だから、今日は佐阿くんの家に行く。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい