　やっぱり一つ目に挙げるとすると……舞台の御影市（みかげし）に住まう主人公・成瀬（ナルセ）七海（ナナミ）の周囲を取り巻く、様々な関係性を持つ個性豊かな人々が見所ですね！

「私がこの月花探偵事務所の所長、シェルシャリードだよ」

　一人は魔術の師・シェルシャリード。

　探偵を名乗るが、その実は魔術師という不思議な雰囲気の青年。探偵事務所の主人としては年若く、七海に心配されるくらいにふわふわしてはいるものの、やるときはやる人です。

「……えと、篠原（シノハラ）絢香（アヤカ）です！　七海とは幼馴染、みたいな」

　一人は幼馴染・篠原（シノハラ）絢香（アヤカ）。

　七海の一番の理解者で、大切な友人の彼女。その仲の良さ故に、歯に布着せない物言いや腹を割った話ができる――言ってしまえば七海の唯一無二。なのです。

「まあ、此処で会ったのが運の尽きだ。一試合（ひとしあい）手合わせ願おうじゃないか」

　一人は（一方的に）好敵手（認定をされている）・三守（ミカミ）駿（シュン）。

　同学年で同じクラス。一度も勝てないことから、彼に一方的にライバル扱いをされている七海。七海としては、少し煙たがってはいるものの、友人の一人としてカウントしているようです。

　他にも、寡黙で武器フェチな魔道具屋の店主や、やんちゃな弟分達、学校の先生など。

　そんな様々な人たちとの関わりの中で起こる出来事、そして浮かび上がる謎。

　アナタも、七海と一緒にその謎を追いかけてみませんか？

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