シナリオコンテストやったときのはなし

この記事は TRPG ソード・ワールドなんでも Advent Calendar 2019 への寄稿記事です。

https://adventar.org/calendars/4450

------------------------------------------------


 「GM をやってみたいがシナリオが書けない」「じゃあ、回しやすい低レベル向けシナリオや、サンプルシナリオがあるといいね」という会話を2018年の秋頃にしていた。で、何人かに声をかけてシナリオコンテストやりませんか、という提案を"ソードワールドを遊びつくそう!" ( https://discord.io/enjoySW ) という Dsicord サーバにこの話を持ち込んだのが2018年の11月。当時は結構真面目に提案した。


 より多くの人がセッションに参加しやすくしたいが、そのためには人の調整がきついのと GM をやる障壁が高いという問題があるよねと指摘しその問題をさらに細分化。細分化した各問題に対してどのような解決を与えるべきで、それらを実現するにはコンテストをこんな感じで実施すればいいのでは?みたいなメモをがーと書いて関係者に共有、「いいんじゃない?」と言っていただきそのまま企画を開始。


 運営チームは10人弱。この人数は今思えば若干大きすぎた気がする。この手のチームは5~8人までにしておけ、と昔の偉い人が言っていた。実際、意思決定が遅くフットワークが重いチームとなってしまったのは今回の大きな反省点だった。


 とりあえず評価システムの案をぶん投げ、他の人にあーでもないこーでもないしてもらう。最終的に「シナリオとしてどうなのか」が3項目、「初心者 PL 向けにどうなのか」が3項目、「初心者 GM 向けにどうなのか」が4項目の計10項目で評価を行う、という評価手法となった。運営チーム全員が各項目について応募されたシナリオに対し評価を出し、その合計を最終評価とする、ということになる。


 外向きに告知を打ってもらったのが2018年12月23日。下記ツイート。告知画像は他の人に作ってもらったものをこちらで多少修正し、アップロードしてもらった。ここはうちにいるめぇと鳴くかわいい生き物にデザインを少々手伝ってもらった。

https://twitter.com/Shunshun94/status/1076827378121228288


 1月8日に下記の形で要項を公開。こちらのウェブサイトは私の方で HTML をかりかり書いて公開。GitHub ページ様様であることだなぁ。

https://shunshun94.github.io/events/2019_enjoySW_scenariocon/index.html

 だが、時点ではあまり反応が得られてなかった印象。雲行きの怪しさを若干感じていた。愚かにも「まぁ、10投稿に達すればいいところかな」とか思っていた。また、コンテストとは関係ないところで評価チームの各々にトラブルが多発していたのもあって厳しい状況ではあった。


 だが、期日の2月中旬を前にしてどっと投稿を頂き、最終的に20作品ほどが投稿されたのである。予想を大きく上回る投稿が得られた理由は良く分かっていない。口コミの宣伝が功を奏した部分はあると思う。後は Twitter で若干しつこいくらいに宣伝を打っている。ただ、これは告知から3週間でコンテスト開始だったから使えた手であり、2,3か月前とかだと多分過ぎ去ってしまうしもっと短い期間でコンテスト開始だったらあまり浸透しなかっただろう。

 色々と面白いアプローチのシナリオがあり「これ、提案しておいてなんだけど運営チームに入ったのは失敗だったな?」と心底思った次第である。投稿側をやりたかった。


 事前に評価システムをある程度決めていたので評価はスムーズに進んだ。ああでもないこうでもないが発生するので、評価はある程度機械的に、ある程度冷酷に行えるシステムが良いなぁとしみじみ感じた。評価項目を決めてスコアを入れていく、という手法は最終的に獲得スコアで並べれば評価が出るので簡単である。


 ある程度結果を出したら今度は実セッションし、ログを整理・公開する……ログの整理に思いのほか時間がかかった。担当者の作業が大幅に遅延したのもある。これの理由はちゃんと分析しないといけないのだろうなぁ。以下がログの整理・公開の告知である。

https://twitter.com/swordwould/status/1189134920301469696

https://twitter.com/swordwould/status/1195296022500646912



 まとまり無く書いてしまった。感じたのは以下かなぁ。

・全体的にフットワークが重くなったのは反省。意思決定遅かったし

・評価システムが非情だったのでそこの速度は強く行けた。非情さ大切だなぁ

・参加者増やすのに口コミ大切そう。告知から開始の期間はもしかしたら重要


 次回があったら運営側にはならず参加者側でシナリオ書きたい……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る