張 祐理 じゃん ゆり

女性

31歳

外資系スタッフ 


担当女神:エオス


攻撃:5

防御:4

速度:10

知能:6

幸運:5


「なんか速いの出た。スピード関連の権能ないからこれが精いっぱいかな。ごろ寝で対応しといて精いっぱいとか言うのウケるけどさ~」


■■■テンセイ■GO■!■■■■■


 祐理はなんとなくわかった。


(ここ、すごい雑な感じで来た来世じゃない?)


 大学時代からの彼氏の家で、そういう漫画をパラパラ見たことがある。

 ここから頑張って何か倒したりするやつだ。


(あ~、じゃあアタシ、死んじゃったやつかなあ。なんか車がこっち来てたもんね)


(ま、切り替えていきましょう)


 頬をパンパンっと張りたいところだが、手がないようだ。


(ここから頑張るの、ちょっと楽しみ。中学で転校したときも、悲しい気持ちより、まっさらなキャンバスに絵を描くみたいでわくわくしてたもんね)


 がちゃ。


「お~♪ スラスラ~♪」

「ほ~い♪ スラスラ~♪」


(え、え、何? 歌いながら人が入ってきた)


「おれたちゃスラ狩り~♪」


 ぶんっ。


(あっぶな~。いきなり何よ?)


 冒険者に1ダメージを与えた!


「おい、こいつ避けたぞ? 速くない?」

「歌って舐めプしてたから手元狂ったんじゃね?」


 ぶんっ。


(ちょちょちょ、やめなさいって!)

「ぷぎーい!」


 冒険者に2ダメージを与えた!


「マジで速い。しかも怒ってる。怒りゲージでもあんのか?」

「こーわ。スライムこーわ」


 ぼんっ。


(え、後ろ? あ、熱っ、熱い!)


「何やってんのよ。スライムしか出ないから他の部屋行こってば」

「すんません姉さん」


(あ~これ魔法か。しくったなあ……)

「きゅ~む……」


「うまく斬ってやれなくてごめんな、熱かったよな」

「あんた脳みそやられた?」

「うはは冗談ッス」


■■■ザンネン■マタ■ライセ■■■

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