終話


魔王、ルシフェル。



奴がいる限り…

魔界は悪だと決めつけるのも、神の理なのかも知れんな。












おじさん、難しいね。

僕には、まだわからないよ。



ねえ。なぜ服が真っ赤なの?












これは、返り血だ。


ははは、恐いか?




もう、この世界の八割は大丈夫だろう。



後は、この悪魔達の統率者。


そいつを殺らねばならぬ。




まだ姿を見せんがな。








坊主。




人間は今のままでいい。




この夜のように…


静かで…


楽しげで…


皆、生き生きとしている。



どちらにもなれない、私達にはいい夜なのだ。



神や悪魔など関係なく、私達は純粋に守りたいと思う。






この静かな夜をな…


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る