ミッドウェー 後編 winners forever

 来ましたか。

 後編はネタバレも含みますので、くれぐれも、作品を鑑賞してから、この先をお読み下さい。






 一隻しか沈めてなかった〜〜〜〜!!!!

 飛龍の戦果、一隻だけだった〜〜〜〜!!!!

 違う部隊が同じ空母を攻撃したから、二隻撃沈したと誤認していた〜〜〜〜!!!!

 これが最新の情報か〜〜〜〜

 てっきり飛龍の活躍で、空母の戦力が一対一の五分にまで戻せたと信じていたのに〜〜〜〜


 『ミッドウェー』で更新された情報で、結構ショックでしたわ、飛龍の戦果が減っていて。

 つーか、俺が不勉強なだけか(笑)


 他にもショックだったのは、ミッドウェー直前の図上演習で、「奇襲攻撃を喰らったら空母が三隻沈む」という経過に南雲が「情報が全て漏れていない限り、こんな事が起こるはずないだろ!?」と激怒。そこに山本五十六が出て来て、油断を戒めるかと思いきや、「じゃあ、情報が漏れていない前提で、もう一度最初から」とか流しちゃうとこ。

 油断しているじゃん、山本五十六まで〜〜〜〜



 でも一番ショックなのは、エンタープライズの損害ですね。パイロットが半分以上、戦死か行方不明。

 結果だけ見ると、空母四隻が沈んだ日本の大敗ですけど、米国側もギリギリの勝利。

 地獄ですよ、艦上爆撃機メイン視点での戦闘シーンは。

 前方から迎撃の機銃、後方から優秀な零戦の果てしない攻撃。

 爆撃を成功させても、零戦からの追撃は続く。

 やっと母艦に帰還しても、最後の空母である飛龍を倒さない限り、逆に攻撃されるから二度目の出撃。

 二度目は奇襲じゃないから、日本側の迎撃も猛烈。

 そして、味方は更に激減していく戦況で、爆撃。

 勝敗が決しても、機体も身体もズタボロ。

 切ない、消耗戦。

 主人公であるベスト大尉に本当の笑顔が戻るのは、勝った時ではなく、家族に再会出来た時というラスト。



 勝者がいないように描かれた戦争映画です。

 でも、戦争映画って、本当は全て「勝者がいない」のかも。


 

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