デッド・ドント・ダイ

デッド・ドント・ダイ 前編 コーヒー!!

 俺の偏愛する『ゴースト・ドッグ』のジム・ジャームッシュ監督の新作が、ゾンビ・コメディ映画。

 観るに決まっているじゃん。

 これを観なかったら、俺、地球に生まれた意味無いし。

 夜子バーバンクのYouTube動画で紹介されてテンションが上がりまくった直後に新型ウイルス騒動で公開延期されていましたが、2020年6月7日に、観賞しました!



 舞台は、警官が三人しかいない田舎の町センターヴィル。

 その内の二人が、ビル・マーレイゴーストバスターズの主役アダム・ドライバースター・ウォーズのカイロ・レン

 二人とも無表情気味の役者ですが、ビル・マーレイが出た段階でコメディ映画だと分かるのは、この世界のお約束。

 ラジオやテレビニュースでは、エネルギー企業が極地でした水圧破砕工事のせいで、地球の自転がおかしくなっていると重大な設定を繰り返し報道(この段階で、ベテランのホラー映画ファンはニヤリ)。

 町ではペットや家畜が森へ逃げつつあり、昼夜の概念が危うくなる程に日照時間がおかしくなり、森に住み着いている世捨て人ボブトム・ウェイツが「月が悪い波動を放っている!」と盛り上げる(笑)

 そして、待っていました。

 墓場から、死体が復活。

 まずは二人だけ。

 この二人、カップルです。

 超なかよし。

 どこまでも一緒。

 ダイナーを襲撃してゾンビ的なお食事をしている最中に、コーヒーポットがある事に気付くや、ゾンビのカップルはコーヒーに夢中。

 「コーヒー!」と連呼しながら、ひたすらにコーヒーを飲む、カップルのゾンビ。

 コーヒー・ゾンビ(のカップル)の誕生です。

 こういうノリだから(笑)


 次の日は、ゾンビの仕業ではと気付いた人々が徐々に増えて迎撃の準備を始めたり、始めなかったり。ここいら辺、めっちゃまったりと進みます。

 中でも異彩を放つのは、ティルダ・スウィストンドクター・ストレンジの師匠が演じる葬儀屋さん。

 外国から移住して間もない葬儀屋で、仏教徒で日本刀マニア。移動する時は、何故か直角にしか曲がらない。そして、ゾンビに会っても動揺せずに即・対処。ここまで見ると、実は対魔物戦闘のスペシャリストじゃねえのかと期待しちゃう訳ですが…



 はい、前編は、ここまで。

 後編は、作品を観てから進んでね。



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