君のため

『改めて思ったんだけど、こうやって毎日如月の声が聞けているのはすごく贅沢なことだな』

『そうですか?』

『そうだよ。わざわざ俺のために時間を割いてくれてるってことだろ? 嬉しいよ』

『時間を割いてくれてるのは、北斗さんもじゃないですか』

『如月のためならなんてことないよ』

『ふふ、私も北斗さんのためならどうってことないです』

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