束の間のモラトリアム

「そろそろ、私たちのやっている日常ネタにも限界がやって来そうですね」

「まぁ、一高校がやれることなんて、どうやっても限りがあるからな」

「明日になったら、一気に成人になってたりしませんかね?」

「なにを言っているんだお前は」

「成人になったら……いや、なりたくないですね……」

「そうだな」

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