意地の張り合い
「北斗さんが言う年内でやり残したことの第1位だろう、『水泳で私に勝つ』を成し遂げてもらうために、冬でもやっている市民プールへやって来ましたが」
「勝てない!!どうしてだ!?」
「当然ですよ。北斗さんが私に隠れて練習しているだけじゃなくって、私も北斗さんに隠れて練習しているんですから」
「なぜ俺が練習していることを知っているんだ」
「幹典から聞きました」
「そうだろうとは思ったけど。あいつ、俺に関することへの口が軽すぎやしないか?」
「別に私に知られて困ることでもないじゃないですか」
「俺は今、幹典が情報漏洩したせいでお前に勝てなくて困っているんだが」
「私だって、負けたくないんですよ」
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