ファーストファンタジー
クレープ移動販売者
第1話 勇者アトレイユ
その男勇者の末裔である。
数百年前その男の先祖たる勇者がこの世界を魔王から救ったとか。
高らかに響き渡るトランペットのファンファーレ。意外にも期待されてるのか。
冷静に考えれば如何に潜在能力があるとはいえ現在レベル1の村人に過ぎないアトレイユに対し王の期待は過剰と言えよう。
「勇者アトレイユよ。これへ」
「は!」
「そなたを魔王討伐軍司令官に任命する」
「は!」
「ではアトレイユ、魔王討伐に行って参れ」
「?」
「どうかしたかアトレイユ」
「魔王討伐軍のメンバーは?」
「人手不足でそなたの他にはおらぬ。では健闘を祈る」
「は?」
は?
「この者にあれを取らせよ」
かつて伝説の勇者が魔王を倒すのに使ったと言われる伝説の武器
アトレイユは「木の棒」を手に入れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます