表現方法について
情景描写、心情描写、それから状況説明などなど、文章を書く人によって異なる表現が用いられると思います。
小説を書く上で、誰もが最初に躓くことなのではないでしょうか?
ある程度本を読み、物語を書くと、それなりの表現は身に付くと思います。
そこからは真似ではなく、自分なりの感じ方を文字に起こすようになりますが、ここで問題が起こります。
そう、「塩梅」です。
美しい文章ってなんなんでしょうね……
自分的には特に情景描写は難しいと思います。
例えを混ぜて凝った表現にしたりすると、かえってくどく感じることもしばしば。
よく書く場面で例えるなら、朝だとどうでしょうね?
僕の場合は朝と言うと仕事柄朝早いので日の出頃の空が明けていく時間帯がまず思い浮かびます。それから目覚まし時計と、夢から覚めたときのなんとも言えない感じを文字に起こしたいなと思います。
実際に書くとするならこんな感じです。
『 定刻を知らせる目覚ましが鳴り響く。暗く狭い部屋に反響するアラームが一定のリズムで鼓膜を叩き続けていた。
僕の意識がゆっくりと覚醒させられる。
窓の外では、白んだ空が徐々に金色を広げている。音のない世界を朝日が染め上げる。
ぼやけた頭でカーテンを開けると、朝の静けさが町を覆っていた。
夢から覚めた直後の物寂しい感覚が、僕はけっこう好きだったりする。』
今の自分が「朝」というものを表現しようとするとこうなります。
こんな言葉とこれぐらいの割合で情景描写を入れます。
割合については書くジャンルにもよるのかなと思っています。
僕は現代ドラマや恋愛を書くのが好きなので自分の中でこれくらいがベストなのかなと思っています。
ファンタジーとかはやっぱり情景描写や心情描写をモリモリ入れる方が良いのではないかと思います。
書かないので完全に想像ですが笑
結局答えはわかりませんし存在するのかもわかりませんけど、まぁ表現についてはそれぞれの考えがあるんだろうなーって感じの話でした。
他の方の作品を読んでいると、情景描写に力を入れているのは伝わってくるけど本筋のストーリーのテンポが悪く感じたりすることもあります。
読む方にとっては「読みやすい」を1番の基準にしている人もいれば、「美しい描写」を楽しんでいる人もいると思いますので何が刺さるかはわかりませんから、物語を後押しすることもあれば足を引っ張ることもあるのが【表現】というものだと考えています。
今回の話は以上になります。
自分なら「朝」をこんな感じで書くよーとか教えてもらいたいですねー。
よろしければ意見やアドバイスを気軽にコメントに書いちゃって下さい!
それではノシ
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