第234話 開店準備と面接

色々な伝手を駆使し・・・まあ殆どイベッテだけど・・・店の人員を募集。

それと並行し、建物の管理人、後は・・・・王都の建物の執事とメイド、等々、必要な人材を募集。


どこも職人の弟子が沢山いて、その独立先が殆どない事から、可也の人数が集まった。


メインが服関係の販売になるので、布を作る職人と、針子が沢山。


また、色々な・・機織り機の様な道具も大量に使う関係で、作る職人、直す職人も沢山募集したところ、想定以上の人が集まった。


また、執事のような、建物の管理を任せる人材は・・・・これに関しては、王子様の伝手で決めた。


だが・・・・工場や、寮の管理も必要なので、一般からも広く募集したところ、物凄い人数が集まったので、面接で決める事になった。

実際ピンキリだから・・・


メイドや、料理人もたくさん集まる。


そうそう、全員に必ず鑑定をした。

募集する職種に必要なスキルを持っているかの確認だから。


料理人を募集するのに、料理関係のスキルが無いのはもってのほか。

メイドなら、清掃やらのスキルが無いと始まらない・・・


一から教えるのと違うので。

え?それは差別って?だって・・・・凄いんだよ、面接に来た人数。

メイドは20人程と思ってるのに、十倍以上の・・・・200人以上来るし。


執事も、建物ごとに雇うとして、10名ほどを想定しても、50名ほど面接に現れるんだよ・・・・


針子はもっと深刻で・・・・集まるのか心配してたけど、500人とか。どっから来たんだ?


服のデザイン、布の裁断、糸をつむぐ作業者は経験者限定にしたけど、職人から独立できない弟子が大挙して集まった。


嬉しい悲鳴だが、知らない人を振るいにかけないといけないので、なかなかに辛い。

中には、全く関係のないスキルしかなく、ある意味貴重な人材を確保したりとかもあるが、全員を雇えないので、断った人からは、必死になってどうしても雇って欲しいと迫ってくる人も沢山いた。


これは困った問題だ・・・・


しかし、集まらない人材もいる・・・・


薬剤師だ。

いない・・・・


錬金術や調合・調薬のスキル持ちが集まらない。

殆どいないからだ。


これは自分でするしかないな。

そして・・・・こういう学校を設けて、教えるしかない。

調薬などは、シビルが受け持ってくれてるが、限度があるだろうし・・・・


あ、そういえば、御国台の奴らでは駄目か?

でもスキル無かったよな・・・


生徒は、殆どスキルを持っていなかった。

持っていても、清掃とか料理関連ぐらい。

こういう時は・・・どうすればいいんだ?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る