第68話 魔石を確保していると
オークを仕留めたので、素材の回収。
オークコマンダーから魔石を回収しようとしていたら、野郎共のうちの1人から声がかかった。
「師匠!コートのポケットから、何か落ちましたよ?」
うん?ポケット?別に何も入れてないよ?そう思って振り返ってみると、一枚の紙が折りたたんで落ちていた。
いつの間に?そう思って拾い、開けてみると・・・・
”男なら、やってみたいよね、ジェット●トリーム。装備の中に、靴を渡すの忘れていたので、ちょっと風魔法を付与して入れときます。”
え?このメモいつの間に?そう言えば靴は今までのままだったな?えっと、何処にあるんだ?まさかカバン?
そう思い、カバンを開けて、念じて突っ込むと・・・・其処から6足の靴を取り出せた。
おおう?これか?
その内一足だけは種類が違うので、これが俺の?
後のは5人のか・・・・?
野郎を呼び出し、靴を渡す。
早速履いていると・・・・?特に何もない・・・・
何かあるのか?そう思い少し足元に集中してみる。すると・・・?おおお!少し浮いた?このまま走るような動作をすると、そのまま進んで行く。おおおお!すげー!どうなってるのこれ?
それを見た野郎共も、試してる。最初は誰も浮かなかったけど、そのうち一人が浮くように。
その一人が皆に何か言うと、暫くしてみんな浮き始めた。すげー!
そして、気が付けば、6人ホバーリングしてるような感じで前へ進む。
おおお!これでできる・・・・!と思ったけど、突然脱力感が。
すぐに止めて、様子を見る。そうしたら、別の野郎が、
「師匠!手紙にまだ何か書いてありますが?」
「おお?そう言えば全部読んでなかったな。」
読み返すと・・・・
「あまり使いすぎると精神力持ってかれるので気をつけて。精神力とは、魔力の事です。魔法を使う時、消費されます。使いすぎると意識を失うので注意。白河。」
丁寧に書いてあった。
なるほど。そういえば、ジェット●トリームアタックは、常に使ってるわけじゃあない感じだったしな。ここぞという時に使わないといけないのか。
・・・とまあ、少しずれた事を思ってしまうのであった・・・・・
素材を再び回収。
今度も?何か宝石のようなのが落ちてた。前はオークキングの時だったっけ?上位固体が常にドロップ、という訳じゃあないのかな?今度聞いてみよう。
・・・・
・・・
・・
・
今回ここに来ている野郎5人と、女性陣3人、そして俺、9人の無事を確認。
せつがクラン”オデイールの光”のメンバーの無事を報告してくれた。
怪我人は何人かいたものの、全員回復魔法で治療できたとの事。
魔法が使えるメンバーの魔力がほぼ尽きたので、撤退すると言付かってきたようだ。
まあ、仕方ないよね、レベルの差があったから。
本来ならオークコマンダーとか、この辺りにはいないんだろう。
全くもって、あのくそ女神ときたら・・・・
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