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店内はほどよく落とした照明で、おしゃれなカウンター席が並んでいる。

目の前で焼くスタイルらしく、大人数以外はカウンター席でそれを見ながら料理を食べることができる。


私たちは初めてだったこともあり、メニューに“おすすめ”と書かれているものを適当に注文した。

すぐに前菜の盛り合わせが運ばれてきて、早速目の前の鉄板ではシェフがお肉を焼き始める。


ジュッと音とともに、たちまち芳ばしい香りが立ち込める。


「これこれ、いつも外に流れてきてるにおい。」


「美味しそうですねぇ。」


ほうっとシェフの焼いている姿を見ていると、なんだか視線を感じて胡桃さんを見た。

じっとこちらを見据える胡桃さん。


えっと…。

なんでしょう?

見つめられると無駄にドキドキしてしまうのですが。

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