28
店内はほどよく落とした照明で、おしゃれなカウンター席が並んでいる。
目の前で焼くスタイルらしく、大人数以外はカウンター席でそれを見ながら料理を食べることができる。
私たちは初めてだったこともあり、メニューに“おすすめ”と書かれているものを適当に注文した。
すぐに前菜の盛り合わせが運ばれてきて、早速目の前の鉄板ではシェフがお肉を焼き始める。
ジュッと音とともに、たちまち芳ばしい香りが立ち込める。
「これこれ、いつも外に流れてきてるにおい。」
「美味しそうですねぇ。」
ほうっとシェフの焼いている姿を見ていると、なんだか視線を感じて胡桃さんを見た。
じっとこちらを見据える胡桃さん。
えっと…。
なんでしょう?
見つめられると無駄にドキドキしてしまうのですが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます