S.S.

恋は事故のようなものだ

軽いけがなのか 重体になるかもわからない


恋は病気のようなものだ

いつのまにか わずらう


罠にはまってしまって

落とし穴に落ちて

そこから抜け出せない


文字を見ただけで見とれて

姿を見れば鼓動は高鳴り

声を聞けば熱を帯びる


一日中 想い人を浮かべては

会いたいと願う




事故

病気

落とし穴


どんな悪い例えを並べても

想いを巡らせている時間は

押さえられないほどにしあわせで

無意識で頬がゆるむ



思い浮かべれば ただそれだけで


声を聞ければ体が火照る

顔を合わせれば言葉が出なくなる



恋は事故のようなものだ

軽いけがなのか 重体になるかもわからない

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