「婚姻届けも提出（だ）しといたから、ダーリンはラブリのモノなの✨💕💕」

「え、モノなのッて……❓」

　大丈夫なのか。

　この娘（こ）……

「感謝してェ…　晴れて今日からダーリンは高原家の【お婿（ムコ）さん】よ」

　またニコニコと満面の笑みを浮かべ応えた。

「いやいや……、何それ……

　高原家のお婿（ムコ）さんッて……

　僕……　まだ二十歳なんですけど……」

　結婚するには早すぎる。ッて、言うか。

　大学生なので仕事もしてないし……

「大丈夫。ラブリちゃんも十四歳だから」

「な、な、何ィ～……❗❗❗　十四歳……

　全然、大丈夫じゃねぇ～よ」

　なんなんだ。この会話は……　まったく意味が通じない。

　異世界の娘（こ）なのか。この娘（こ）は……

「じゅ、十四歳じゃ結婚できないだろ」

　僕の知っている日本では出来ないはずだ。

「いいの✨💕　愛があれば歳（とし）の差なんて関係ないわ」

「と、歳（とし）の差とか、そォ～言う問題じゃねぇ～よ❗❗　十四歳で、どうやって婚姻届けを提出（だ）したンだよ……❗❗」

　僕は悪夢を見てるのだろうか……

∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい