第17回 書き出し祭り/1-12『a baggage locker─私がママになった日─』タイトル&あらすじ感想

【タイトルとあらすじを見ての印象】

 あらすじ読みましたが、いまいち内容が読み取れませんでしたね。

 ふんわり匂わせあらすじとでも言いましょうか。

 主人公の年齢や性別も不詳。

 ママになるというのは、どういう意味で使われているんでしょう。

 一夜の出来事に起因してママになるのだと思われるんですが、"赤ちゃん"や"赤ん坊"といった単語の明示を避けていることから、物理的に赤子の面倒を見るだとか、そういう直接的なことではなさそうです。

 あ、でも”新しい世界”とはありますね。

 なにかによって将来の赤子の元になるものを受け取ったことによって、見える世界が変わるとかそういう感じでしょうか。

 幽助がプゥのたまごもらって、「お前の精神の善し悪しが産まれるものへ影響する」って言われるみたいなそういう類の……。

 情報を断定できるようなワードがないので、妄想が捗りますね。

 とりあえずオネェ(タイトルのみでの私の妄想)ではなさそうです。



【タイトルからの本文妄想】

(これを書いている時点で、まだあらすじは読んでいません)

 コインロッカーベイビー的な話ですかね。

 重たそうだ。

 でも私がママになれるということは、主人公はそれなりに自立している人間ということですよね。

 あ、そうだママがママになった日っていうのはどうでしょう。

 新宿歌舞伎町。

 夜の街で煌びやかなニューハーフバーを営む主人公。

 自分の店を持ったものの、どこか満たされない気持ちは消えず、恋人も最近冷たい。

 友人は一般女性と結婚し、子供が産まれたとメールが来ていた。

 そんな中、朝まで働いて家に帰る途中、ふと聞こえた気がする赤ん坊の声。

 気のせいではないことに気付き、声の出どころを探すと、それは鍵の掛かっていないロッカーの中だった。

 小さな命。

 微かに泣いていた赤子を抱き上げえると、温かさに安心したのか泣き声が大きくなる。

 慌てて掛かりつけの病院に駆け込み、赤子を診てもらう。

 元気だと言われ、思わず泣いてしまう主人公。

 ミルクを上げてみるか?と言われ、必死に飲む赤子を見つめている。


「アタシ、この子の面倒みる」

「……簡単じゃねぇぞ」


 主人公の服をぎゅうと掴んで離さない温かくて柔らかな命が、砂漠みたいに乾いた心に雨を降らせるようだった。


 みたいな〜〜〜重い〜〜〜



【タイトル&あらすじからの本文妄想】

 どういう路線で行きましょうかね。

 夜、ナニかの死に立ち会ってしまった主人公が、完全に消滅してしまうことを恐れるそれに懇願され、それの魂の欠片を体内に取り込む的なのはどうでしょう。

 わずかな居場所すらなくして彷徨っていた主人公が、重なり合った異なる次元(裏世界)に入り込んでしまい、そこで死にかけのナニかと出会う。


「ニン、ゲン……?」


 裏世界の住人たちの中には入り込めないナニかだったが、人間からは適合反応が見られる。

 主人公の中に入れれば、存在を存続できると分かったナニかは交渉に入る。

 人間としての性質が変化してしまうことには触れず、なんとか説得して主人公の中に魂の欠片を埋め込むことに成功。

 力を使い果たし、消滅するナニか。


 何が起きたのか正確に認識することもできないまま、『私』は表世界と裏世界の狭間を生きる者になってしまう。


 それから記憶がはっきりしないがどうやら自分の家に帰って眠っていたらしい。

 目を開けて見上げた、見慣れたはずの天井にはしかし見たことのないモノがへばりついていた……みたいなところまでで提出分終了。


 人間ではない者たちとの、あり得なかったはずの出会いと、そのせいで今までと変化せざるを得なくなってしまった周囲の人間たちとの関係。

 その辺が折り重なって成長していく主人公が、最終的にナニかを宿す赤子を出産してエンドで!


ご依頼ありがとうございました!

本文を楽しみにしておりますー!

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