心的外傷と回復、心理療法としての創作について

坂崎文明

第1話 オフ会の話

廃人寸前のおっさんライターは異世界転移しないで仕事する 中七七三氏

https://www.alphapolis.co.jp/novel/498151074/178166498



 こちらのエッセイに刺激されて、精神科医の斉藤学氏(さとるっち)の家族機能研究所のコミュ二ティにいた三十代の頃の話など書きます。

http://www.iff.co.jp/index.html


 幼児虐待から来るアダルトチルドレンとかの話ですが、狂気に自覚があるうちはまだ大丈夫かと思う。 

 

超訳「心的外傷と回復」(この本、書棚にあるけどお勧めよ)

http://vchi.jp/natural/empowerment-and-reconnect/




 30代の頃、インターネットのアダルトチルドレン論争に巻き込まれて、ミイラ取りがミイラになって、幼児虐待から来るアダルトチルドレンとかの家族機能研究所のコミュ二ティに入ることになった訳ですよ。


 そこで知り合った友人と精神科医の斉藤学氏(さとるっち)のグループワークに入り込んでたら、「あんた、正常です!」と見抜かれてしまいましたが(爆)、ここのチャットで夜な夜な幻聴とか、幻覚とか、幼児虐待というか何かいろんな話を耳にしたわけですね。


 何か妙になじんでしまって、


「いるか(僕のハンドルネーム)、オフ会の幹事やれ!」


 とか、美人のお姉さまに言われまして、岡山在住の僕がですね。

 真夏の井の頭公園で精神病の方々とオフ会やってたりする訳です。


 参加メンバー全員、おかしいのですが、まあ、よく過酷の両親などの虐待に耐えて生き残ったサバイバーというか、精鋭たちが集ってたりします。


 精神病といっても僕から見ると、ただ、自意識過剰な方々に見えていて(怒られる)、確かに視線恐怖とかで「電車に乗れるかどうか分からないとか」連絡あったり、普通に幻覚、幻聴の話題は出るわで妙に明るい会合だったりします。

 真夏にやるんじゃなかったとか後悔もしましたね。


 結構、精鋭のサバイバーたちで10人は超えてたと思うけど、職業は看護師だったり、乗り物の設計士、某関西のお嬢様人妻とか、SE、プログラマー(SEとか過酷なのでうつとかになりやすい職業)とか、大学院生とかいました。


 結構、みんな明るい。

 普通に見える。

 というか、過酷過ぎる過去体験聴いてるので、実は普通に見えるのが異常なんだけど、実はそこに心的外傷を負ったサバイバーの回復への糸口がある訳です。


 ということで、次回、「心的外傷と回復」について書きます。





『他の人々とのきずなを保てるという幸運にめぐまれていた政治犯は、もっとも悪魔的な条件においても強い愛着を形勢する能力は破壊されなかった。


ナチの絶滅キャンプにおいてさえも、囚人間に友情の花は咲いた。研究によれば生存者の圧倒的大多数は安定したペアの片方となっていた。これはお互いに支えあい守りあう忠実な友情の成果であって、したがって生き抜くための基本単位は個人でなくてペアであるという結論に達している。』(心的外傷と回復)

http://vchi.jp/natural/empowerment-and-reconnect/

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