春風
望むことはない
望まれることもない
頼むことはない
頼まれることもない
すべては人が喜ぶような春風を纏い先頭を歩かなければならない
そうして人は背に張り付いて風を受けるよう私を盾にする
よいよい、盾にするがよい
私が風化して亡くなった時
どんなことをしてくれるのか
それが知れぬのが少し悲しかな
しかしよ、しかし
もしかしたら死んだ後、どうなるか分からんし
突然の風にどうなるか見れるかもしれん
希望は持たん、絶望も持たん
何も持たん
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます