第75話豊後国侵攻

1538年1月『筑前国・若松城』種子島右近衛権少将時堯・10歳


「遂に時は来た、今こそ豊前を攻め取る時だ!」


「「「「「おう~」」」」」


「だがそこに住む民は、みなこれから余の領民となる、決して乱暴狼藉する事無きように!」


「「「「「おう~」」」」」


「もし乱暴狼藉する者あれば、余が地の果てまで追いかけて成敗する、そう心得よ!」


「「「「「おう~」」」」」


 俺は筑豊炭鉱のある豊前を手に入れる時が来たと考えた、そこで筑前で再編成した国衆・地侍と生産開発に駐屯させていた軍勢を協力させて攻め込むことにした。


 今回も陸海軍を連携させて侵攻するのだが、陸軍だけは2個部隊に分けた。海岸線沿いを海軍と共同して侵攻する部隊と、日田から山を越えて侵攻する部隊の2つに分けたのだ。


総司令官・種子島右近衛権少将時堯

副総司令官・福丸朱雀


「種子島家・豊後国侵攻軍団」

第1師団・師団長・福丸朱雀

騎馬隊・1000騎

鉄砲隊・1000兵(士筒)

弓隊 ・ 500兵

投石隊・ 500兵

投槍隊・ 500兵

長槍隊・ 500兵

徒侍隊・5000兵

工兵隊・3000兵

看護隊・ 500兵

輸送隊・3000兵

総計・1000騎・1万4500兵


第2師団・師団長・菊池石見守重次

騎馬隊・1000騎

鉄砲隊・1000兵(士筒)

弓隊 ・ 500兵

投石隊・ 500兵

投槍隊・ 500兵

長槍隊・ 500兵

徒侍隊・5000兵

工兵隊・3000兵

看護隊・ 500兵

輸送隊・3000兵

総計・1000騎・1万4500兵


「種子島家・豊後国侵攻艦隊」

第5艦隊・司令官・新里右衛門尉良雄

第51戦隊・関船   12船(1080兵)

第52戦隊・関船   12船(1080兵)

第53戦隊・関船   12船(1080兵)

第54戦隊・関船   12船(1080兵)

第6艦隊・司令官・鮫島因幡守宗勝

第61戦隊・関船   12船(1080兵)

第62戦隊・関船   12船(1080兵)

第63戦隊・関船   12船(1080兵)

第64戦隊・関船   12船(1080兵)

第7艦隊・司令官・検見崎播磨守兼堯

第71戦隊・関船   12船(1080兵)

第72戦隊・関船   12船(1080兵)

第73戦隊・関船   12船(1080兵)

第74戦隊・関船   12船(1080兵)


 今回の侵攻でも、最初に俺が空を駆けて城壁や土塁を破壊した後で陸海軍が侵攻した。沿岸部の海賊衆は、筑前と同じように既に種子島家海軍に参集するか商人になっていた。大内家に従っていた杉民部少輔重矩・城井左馬介政房・赤尾賢種・安心院公正などの、大名・国衆・地侍は僅かな城地を安堵され、一族一門家臣を種子島家直臣とする条件にしたがって降伏臣従してきた。


 中立を保っていた家・親兄弟で大内家と大友家に分かれて家を保とうと苦心していた大名・国衆・地侍も、今回は家族一族一門家臣全てが進んで俺に降伏臣従してきた。


 麻生摂津守親政をはじめとする、大友家に人質を出していたり忠誠心の強い国衆・地侍は、一族の者を俺に臣従させて自分は豊後の大友家を頼って落ちて行った。


 瞬く間に豊前国を占領した俺は、鉱山、特に筑豊炭鉱を開発し、降伏臣従して来た国衆・地侍の再編を進めた。なにより彦山権現・宇佐八幡などの寺社勢力を政教分離の大前提で解体し、寺社内に一切の武器を持ち込ませないようにし、武士として働きたい者は種子島家の家臣とし、僧や神官として努めたい者は種子島教の支配下に置いた。

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