シェアワールド・宵闇プロジェクト
星野谷 月光
参加者用資料
これだけ読めば大丈夫!
シェアワールドとは
不特定多数の作者が一つの世界観、設定を元に二次創作していく作品群です。
SCP財団とかクトゥルフとかが有名です。
この世界観をつかって好きに書いてください!というものです。
当シェアワールドのコンセプト、趣旨
「時代は近未来で異種族や魔法、オーバーテクノロジーが世間一般に知られている世界」
「妖怪や退魔師になって怪異やマッドサイエンティスト、黒魔術師などと戦ったり、あるいは日常や非日常を過ごす話」
「それぞれの作品の世界線はパラレルなので、あなたは他の作品で起こった事件をあなたの世界で採用してもいいですし、しなくても大丈夫です」
これを書いていただきたい。
参加方法
主催者である星野谷 月光に連絡をいただければありがたいです。
できればタグに「宵闇プロジェクト」をつけてください。
これらは必須ではないです。あれば主催者が気づいて反応しやすいというだけです。
いつでも書いていいです。自主企画等の期間中でなくても大丈夫です。
ルール
・当シェアワールドに参加している事を記載する
・このシェアワールドそのものは著作権フリーだが、個々の作品の著作権は作者にある
これだけ読んで守っていただければ以下は設定資料なので読み飛ばしても大丈夫です。
●世界観
・それぞれの作品の世界線はパラレルなので、あなたは以下の設定や、他の作品で起こった事件をあなたの世界で採用してもいいですし、しなくても大丈夫です
・こうなった経緯
元々隠匿されていたが、90年代ごろからネットの発達により隠しきれなくなり徐々に露見した。
決定的だったのは1990年の「永田町事件」。
永田町で妖怪がテロを起こし魔術師がそれを迎撃したというもの。
ここから10年近く妖怪の隠れ里や魔法界みたいな自治区の独立戦争が続いた。
これを「世界内戦」と呼ぶ。
・街の様子
ロボットや宇宙人、妖怪、獣人は外国人並みに当たり前にいる。
魔女の箒のような魔法具はスケボーやドローンくらいにはありふれている。
純粋な人間であってもサイボーグ化や魔法を学ぶことで異種族と大差ない存在になっている者が過半数を上回ってしまった。
・特殊な地域
また「世界内戦」で使われた兵器の影響で異世界とつながった場所「
この「未調査地域」では外界と隔離された街や異世界の大自然など特異な場所となっている。
そして異世界産の希少なアイテム・生物・鉱物の産出源となっており、一種のゴールドラッシュ状態である。
採掘は後述する退魔師組織により管理されていますが、下請けで一般人の業者も入っている。
●魔法関連
・魔法は武道や武器のようなもので、誰でも使える技術として確立されている。
ただし、武術がそうであるように人により才能の差は激しい。
・退魔組合というものがあり、そこで免許を取って所属すればバケモノや超常能力を持った悪党を逮捕・捕殺できる。
そのために武装や魔法の行使が認められている。
これらは「退魔特例法」という法律で認められた権利であり、退魔師は麻薬取締官と同じ準公務員の扱い。
・なお、武装と殺害、捜査権が認められる「退魔師一級免許」と、武装と最低限の自衛のみ認められる「退魔周辺業者許可証」がある。
一級免許は習得がかなり難しく、試験は戦闘実技と難しいペーパーテスト。
許可証は半日程度の講習を受ければ誰でも取れる。
●主な組織
・退魔組合には諸派ある。(自由に派閥を作っちゃっていいです)
もっとも大きな派閥は伝統的な退魔師の「退魔百家」とフリーランスのデビルハンターや妖怪ハンターなどが寄り集まった「狩人同盟」の2つ。
これらに属さない中小退魔師組織や、特殊な立ち位置の「封印騎士団」などもある。
・このうち、「退魔百家」と「狩人同盟」は街に事務所を開いており、ここから一般人が依頼をしたり退魔師が仕事を受けることができる。
丁度ハローワークのように掲示板やPCで依頼を受けるようになっている。
この事務所から戦いの腕と免許があれば戦闘試験と簡単なペーパーテストで即日登録ができる。
また、免許の試験やそのための訓練なども事務所で受付されている。
「退魔百家」
または「連合」と呼ばれる。
伝統と血筋を重んじ、また家を重んずる。
ちょうど侍のような上意下達滅私奉公の中央集権型組織だが、
それぞれの家の弟子となる形で新規参入も多く、安定しており実績と信頼がある。
巫女服や道着、あるいはスーツといった伝統的でフォーマルな衣装を好む。
武器も錫杖や銃、刀など一般的なものが多い。
創始者:「東の長」神子守
「神子守」とはある種の役職であり、退魔の家を束ねる長の称号。
本名不明。数百歳の上品で厳格な老婆であり、退魔百家の家長を自らの孫のように愛する。
行動原理は退魔の家と術の存続。
そのため、多少のもめ事はもみ消してしまうダーティーさもある。
なお、身内認定していない他人は容赦なく利用する。
あらゆる東洋魔術と体術に秀でており、退魔百家の屈強な男でも秒で制圧できる。
空間操作にも秀でており、京都の本家は案内無しには死ぬ迷宮である。
「西の長」ヨハン・ティルマン
教師肌の紳士。敵の技をABCのランク評価で「採点」するクセがある。
極めて大雑把な性格であり、彼の人生方針は己を幸福に、そして余った分を他者にというもの。
しかし、事が退魔となるとそれで死人が大勢出るタイプ。
自分と身内のために必要だと思ったならわりと一般人にも手を出してしまう。
戦法は降霊術により、過去の人間の能力を借りれらる。
これは霊の同意がなくとも勝手に能力だけ借りることが可能。
退魔師に対しては相手の祖先を呼び出して同じ技をくり出す戦法をとったことがある。
「狩人同盟」
百家の家長主義に嫌気がさした脱落者、あるいは巻き込まれて戦い続けた者達の吹きだまり。
しかし多くが実戦で戦い続けた叩き上げであるために実力はあなどれない。
伝説的な狩人にちなみ、中折れ帽にトレンチコートのハードボイルドスタイルが主流。
しかし、独立独歩の気風からか、ゴスロリ姿や迷彩服、作業着などの奇抜な衣装の者も多い。
武器もチェーンソーや大鎌、スレッジハンマーなどの工具や農具を改良した派手な物が主流。
創始者:パトリック・R・ハルマン
この大魔術時代を引き起こした怪物的魔術師。
誰に対してもどんな状況でも敬語でしゃべる日本かぶれの英国紳士。
その行動原理は徹底的な公平の実現。また、悪に対して極めて苛烈である。
典型的な革命を起こしたがるエリート的性格。
そのため、法の例外である魔法による犯罪や異種族の不遇さが許せなかった。
脳までも機械化し、百年の時を生きる世界で只一人「魔術師」の称号を持つ魔術師。
戦闘方法は念力と腰に差した刀がメイン。弾丸を念力により飛ばす。
念力により本人も弾丸並みの速さでかっ飛んでいく。
「封印騎士団」
深淵と呼ばれる邪神やそのアーティファクトを主に相手にしている組織で、欧米が本拠地。
元々は別組織「シールズ」の職員だったが、その組織は腐敗して犯罪組織に成り下がったので離反した人々。
正義感が強く、鎧やパワードスーツを着込んで戦う。
仕込み杖を普段携帯しているが、これは戦闘時に大剣に変形する。
創始者:「騎士団長」
異世界から来たという高潔な騎士がいた。
ある組織はその騎士を異物として収容したが、幾人かのエージェントがその高潔な魂に触れ、組織に疑問を持って離脱。
その後その組織からも賛同者が出て、正式に分派となった。
その騎士の名前は知られず、ただ役職のみが知られている。
「中小退魔師組織」
これら大組織に属さない中小企業的な退魔師が会社化したもの。
むかしながらの拝み屋、祓い屋、祈祷師や、ちょっと武装した警備会社や探偵みたいなものまで様々。
●退魔師ではないけど、武装して冒険する人々
世界内戦により異世界と接続して不思議な物品や貴重な鉱物、薬草などが産出されたり、異世界の動植物が住み着いた地域「未調査区域」があります。
ここで資源採掘や調査をするために冒険者的な人々が必要となりました。
そこで自衛のための武装が認められた作業員のための資格「退魔周辺業者許可証」があります。
これらをまとめて「冒険者」と言ったりもします。
「未調査区域」の採掘権は「退魔百家」や「狩人同盟」などの大組織にあり、これらの人々は下請けの中小企業だったりします。
あるいは、許可証だけ取って個人で採掘や調査をする冒険者も存在します。
具体的には比較的安全が確保された場所にプレハブ小屋とフェンスなどで構成された中継基地を作ってそこに車両や資材を運び込み、そこから車や徒歩で採掘現場に出向いたり、未踏の地域の調査に行ったりします。
採掘や資源採取を行う場合は、採掘作業員に戦闘要員が護衛につく形が一般的です。
三角コーンや虎柄バー、立ち入り禁止テープなどで採掘場所を囲って、その周囲に護衛がつきます。
これは主に給与製です。作業内容のわりにはかなり儲かります。
ただし、どんな怪物が襲ってくるかわかりませんが。
全く未踏の地域には調査要因を兼ねた戦闘要員が探索に行き、厳重に密封した容器に資源になりそうなものを入れていきます。
これを分析機器のある専用の中継基地に持って帰ります。
それが有用で貴重なものであればその場で買い取りされます。
これが当たるとドカンと儲かります。
こちらは中小企業に属して低めの給料をもらいつつ、良い物が取れたら買い取りで儲かる形か、全くの個人事業主が中継基地にいる個人の買い取り業者に取引するアングラな形があります。
全くの未踏地域に個人で入り、個人の買い取り業者に物品を買い取って貰うという形式を狭義の「冒険者」あるいは「本当の冒険者」と一般からは思われています。
実際に未調査区域で働く人々からは「調査員」とか「探索者」と呼ばれています。
中には未調査区域に生息する知的種族との交渉を行う者もいます。
「交渉者」と呼ばれます。
下手に刺激するとアメリカインディアンの時のように大規模な戦いになりかねないので、実はかなり重要です。
また、異世界の種族に興味を抱く人も大勢いますので、危険さと難しさの割には人気です。
学者が調査に行く時の通訳をしたり、もしくは学者がそのまま「交渉者」になってしまう事もあります。
また、中継基地は二十四時間警備されますし、分析要因や買い取り要員、さらには基地そのものをメンテナンスする業者や、自販機や食糧などの売店を維持する業者なども必要であり、「未調査区域」周辺では軽いゴールドラッシュが起こっています。
●ロボット・サイバネについての設定
かなりお高いが、事故などで義手にする場合と組織に入って貰う場合は補助が出る。
パワードスーツは多種類あり、服のように着るタイプから、乗り込むタイプ、完全にロボットもある。
精度はかなり良く、拒絶反応が出るのはまれ。
ロボットは高度なAIが実用化され、街には量産型ロボット警官「タイタン」が配備されている。
これは、見た目は白黒カラーのラガーマンみたいなやつだが、別に普通の人間そっくりのロボットも存在する。
●異種族関連
・妖怪や妖精、宇宙人や土地神といった人外の存在は役所に申請さえすれば人権を認められ、戸籍も与えられる。
もちろん、犯罪をすれば人間として裁かれるし、納税などの人間としての義務も出てくる。この手続きを「宣言」と呼ぶ。正式には「異種族人権申請宣言」
・この申請を行わなかった、あるいは死刑相当の犯罪を行った人外は人権を剥奪される。
この人権剥奪者を「剥奪者(ハグレ)」と呼ぶ。
・妖怪や魔法使いの隠れ里というべきものが世界各地にある。
国家に対し敵対・独立する所は「百鬼/ナキリ」
国家に帰順するも、治外法権を認められた自治区になった所は「八百万/ヤオヨロズ」
と呼ばれる。
●友好的な種族
(カタカナで表記されている名称は使っても使わなくても良いです)
・妖怪や妖精のような元々地球にいた異種族「妖人/アヤカシ」
・ロボットやAIなど「人型/ヒトガタ」
・友好的な宇宙人、異世界人「客人/マレビト」
●敵対的な種族
・突然出てくる怪獣や怨霊のようなコミュニケーション不能な化け物「獣/ケモノ」
・人間と見なされないほど凶悪な犯罪者「狂人/クルイ」
・外宇宙の邪神や理解不能な怪異「深淵/ナラカ」
●悪役関連
マッドサイエンティストや黒魔術師であるクルイも普通の犯罪者並にあふれている。
それらが集まった危険な団体もたくさんある。(自由に作っていいです)
また、ケモノも熊やイノシシくらいにいる。
まれにナラカも遺跡から発掘されたり海に漂着したり、空から攻めてきたりする。
「百鬼」
ナキリと読む。人類の敵を自称する妖怪達による日本のテロリスト組織。
主に山奥の隠れ里に拠点を置き、それをポータルでつないで巨大な自治区としている。
日本に対し独立戦争を仕掛け、現在は休戦中であり一応の独立は果たした。
また、社会に絶望した人々に誘いをかけて人工的に妖怪にしたりしている。
百鬼領土内では独自の法がしかれ、麻薬ビジネス、論理の規制のないAI開発、
クローンベイビー、遺伝子操作などやりたい放題。
その治外法権ぶりからこっそりと娯楽を求めに密入国する者もいる。
妖怪など人食をする種族が多いため、人間牧場が存在する。
「シールズ」
元々は神秘を秘匿しつつ、深淵や狂人から世界を守っていた組織だった。
しかし、ただ一組織で世界を守るためには手段を選んではいられず、
すべてを秘密にしてたので内部腐敗を指摘できる者がおらず。
結果として組織は腐敗、まともな者は抜けて別組織を立ち上げた。
その分派した別組織が「封印騎士団」。
今や残っているのは深淵を私利私欲や好奇心で弄ぶ狂人だけである。
深淵を犯罪組織に売りさばいたり、一般人をさらって実験したりとただのごろつきに成り下がった組織。
「ファーサイド」
日本に百鬼があったように、世界でも同じような魔法使いや異種族による隠れ里は存在した。その多くが内戦により独立を獲得している。
それらはまとめて「ファーサイド」すなわち「あちら側」と呼ばれる。
見た目はいわゆるファンタジーな感じですが、実際の所は魔法で武装したアーミッシュに近い。
アメリカでは貧困層と原理的なプロテスタントによる「フライオーバーカントリー」
EUでは古典的な魔法使いと騎士団、そしてIRAによる「ブレッスド・アイランド」
中国では「崑崙」、ロシアでは「ルーシの地」など世界のかなりの部分が蚕食されている。
「血の貴族」
このカルトの魔法は血筋によって継承されるか、相手の血肉を喰らうことで継承される。
「魔法をきわめて神から知識を得て現世を救済しよう、そのためならばあらゆる犠牲は許される」が教義。
自分たちを貴い血筋と考え、貴い血筋同士で婚姻したり食らい合う。
また、神秘の力を持つ者を喰らうことでその力を得ようとしてるから、他の能力者や宗教にも容赦なく喧嘩しに行って喰う。
彼らにとって信仰とは背徳と倒錯、残虐と耽美である。
熱狂・秘密・信仰が美徳であり、合理的思索は嫌悪され、その結晶である現代文明や機械は嫌悪される。
また彼らの魔術は血肉や虫、汚物を利用したものが多い。
特に血は彼らにとって特別であり、飲み浴びることで力を回復あるいは増強し、血そのものを操り攻撃手段としたりする。
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