靑空を拡げて

大好きな海が本当は靑くないと知った日

空の色を映してるからだって、知った日


あなたを亡くした私にはもう

世界はのこされてないと思ってたのに

泪という一番小さな海に

呼び覚まされてしまった


あなたの声が甦る――

「海の色は 空の色」


生きてみようと思う

もう一度

あの日しまった筈の

今もきっと在るだろう私の中の靑空を拡げて

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